2007/8/14 火曜日

ランドマークフォーラム

Filed under: 未分類 — suguru @ 16:04:10

NYにきて、結構はまってるものの一つにLandmark Forumというのがある。

http://www.landmarkeducation.com 

これは自己啓発セミナーみたいなんだけど、100人くらいの老若男女(それも白黒アジア中東系など人種もバラバラ!)が金、土、日と朝の10時から夜の10時までこもって、それぞれの人生・生活についてレビューして、それを他の出席者とシェアするものである。

参加費は500ドルくらい。

受ける前は、全く興味が無かったんだけど、Jimmyさんにかなり強く勧められて暇つぶしっぽく行ってみた。

そして、1日目。

分かれた旦那の家に子供がいるので子供に会う為に前夫の所へ通っているが、 それについて文句を言われボーイフレンドとうまくいっていないロシア系アメリカ人。

テキサス出身の親から勘当になったゲイの人。(HIVポジティブ)

17歳の頃に両親を、飛行機事故でなくしたハゲの28歳男の子。

ウォールストリートで20万ドル以上稼いでいるが、大学卒業後、全く幸せを感じた事のない40代女性。

などなど色んな人が泣いて叫んでいた。

う〜ん、色んな人種の人と人生について語るのは面白いけど、疲れた。

そして、2日目。

続けて、5歳の頃に両親と死別した20代の女の子。

3歳の子供に暴力を振るってしまう18歳の黒人の女の子。

10年前から両親とけんか別れして音信不通のおじさん。

などなど続々と。
夜は黒人のおばさん3人と白人のバイオリニストの男の子と女の人2人とディナーに行く。 英語は何とかなるが、何を話していいか分からない。人見知り全開。

そして、3日目。

午前は、次々と色んな人!が前にたち人生の問題やそのブレイクするーを共有している。
自分は、ただただ「人生っていろいろあるんやなぁ。」と感傷にふける。
そして昼、
一人で近くのチャイニーズでランチを食べる。

お腹がいっぱいになってぼーっとする。
すると、

涙がポロポロ、

涙がぼろぼろ出てくる。

そして、大泣きになる。

そして、自分の今までの時間や

自分と一緒にいてくれた回りの人たち、

全てに

感謝、感謝、と謝辞の気持ちが胸からあふれてきた。
そして終わってみるとスッキリした。

明日から具体的に何かが変わる!って言う気はしないけど、

人生の時間ってのは有限(up to 120 years)で、

結局人生って何でもアリだと、思い知るわけで。

そんな人にお勧めです。

2007/8/9 木曜日

翻訳夜話

Filed under: 未分類 — suguru @ 16:40:24

313372wzmyl_aa240_.jpg

村上 春樹、柴田 元幸の「翻訳夜話」を読んだ。

本中に2人の翻訳例が出てくるが、

同じ英語原文でも、翻訳者によって全く違う文章になるのを見てみると面白い。

翻訳が好きで好きでたまらない2人らしいが、

2人の翻訳談義を読んでると眠くなってきて、

自分にはやっぱり翻訳は向いてないと思った。

2007/8/5 日曜日

チキンライスとマトリックス

Filed under: 未分類 — suguru @ 9:16:15

images.jpg

ニューヨークの屋台はチキンライスが有名だが、今日はその中でも特に人気でうまい53th st.と6th ave.にある屋台に行ってきた。いつものように行列は10mくらいで、午後7半だったのでまだオープンしてなくて
行列はどんどん長くなっていった。

そんな感じで待ってたら、通りすがりのおじさんが自分の後ろに並んでる人に話しかけた。

近所のおじさん「何でわざわざこんな長い列を作って待ってるんだい?俺はこの近くに住んでるんだが、実はこの道の向かいに全く同じ会社の全く同じ味の屋台があるんだよ。そこなら誰も並んでないから行ってみなよ。」

後ろの人:「えぇー!そんなの聞いた事ないよ。本当かよ!?」

俺(割って入った):「じゃあなんでこの行列の人はみんな並んでるんだ?」

近所のおじさん:「そんなの知らないよ。俺も不思議だな。」

後ろの人 :「いやー、嘘臭いな。ここで向こうの屋台に行ってみてダメだったら、また並び直さなきゃいけないぞ。」

俺思う:「いやー、これはリスキーだな。もう30分も無駄にしたくないし…。しかも同じ会社ならスタッフが『あっちにも同じ店があるよ!』って普通宣伝するだろ。」

俺続く:「しかもお客の数が均等になればスタッフの負担が減るやんけ。この屋台のスタッフはそんなにアホじゃないだろ。いや、こんなに美味しいチキンライスを作ってるんだから、そうは思いたくない。」と思った。

近所のおじさん:「……。嘘じゃないって!俺はジモティーだぞ。信じてくれよ。」

後ろの人:「……。よしわかった…。このポジションを捨てて行こう。」

俺思う: 「……。うーん。よし!俺もついて行こう!ダメだったら今までの並んでた20分が無駄になるけど、いい勉強だと思ってあきらめよう。」

俺続く:「ご飯はダイエットだと思って我慢しよう。体重も80kgを超えたことだし…。」と一発奮起。

後ろの人についていった。

そしたら…。

本当に全く同じ屋台、全く同じユニフォームを着たスタッフが確かにいた。

誰も並んでないしスタッフもコーラ飲みながらのんびりしてた。

反対側と全く同じ店なのにえらい違いだった。 頼んでみると本当に全く同じ味、同じ値段だった。

気分は爽快だった。

俺はコーラを飲みながら思った。「俺たちは勝負に勝った。その他一般マジョリティーから目が覚め、マトリックスから抜け出したんだ。」

あの時、その他大勢と一緒に並んでいるという安住の地(行列)を、リスクをとって後ろの人と飛び出したんだ。

そしてたどり着いたHEAVEN。

そのチキンライスの味は格別だった。

コーラを飲みながら後ろの人と目が合った。ウィンクしてた。

人生もこうなれば面白いと思った。

2007/7/25 水曜日

Advertising Meetup

Filed under: 未分類 — suguru @ 21:46:49

yahoo-logo.jpgAdvertisingのMeetupに行ってきた。
http://mail.google.com/mail/?view=page&name=js&ver=1ug9h5879j7t
67人が出席の予定だったが実際に来てたのは、30人くらい。席がガラガラで活気がない。

Yahoo!のニューヨークオフィスで行われたのでどんなとこかワクワクしていったけど何の事は無い、普通のオフィスだった。ただ椅子とか、デスクとかがみんな紫色だった。Yahoo!のカンパニーカラーって紫だったのね。

最初にハっとしたのは、司会者のあいさつから。
「今のメディア・広告業界の話題のほとんどが西海岸から発せられています。”Advertising is dead?” 本当にそうなのでしょうか?私はこのMeetupを主催することでこの東海岸に活気を取り戻したいのです。」
けど席は半分しか埋まってない上に年齢層が高い!(40〜50代がほとんど) 20代は自分を含めて4人くらいであまり説得力が無いのだ。毎回出席者が100人を超えるTech MeetupやWeb 2.0 Meetupに比べたらなんか雰囲気として広告業界の活気の無さを体で感じたようだった。
しかもプレゼンターはSaatchi & SaatchiのCMO、JWTのCEOとか結構すごそうな人たちが現在の広告業界や今取り組んでるプロジェクトについて説明してたけど、自分には彼らから発せられた以下の言葉がとても引っかかった。

“Music industry is completely changed.”

“Mass communication is no longer working.”

“Advertising is influenced by west coast.”

なるほど、アメリカの広告業界の人たちは自分達でもそう思ってるのかと。 そしてそのSaatchiの人が「じゃあそういう時代の広告代理店の価値は?」という答えを説明する例として、SuzukiとHarley Davidsonの広告戦略の違いについて、”Suzukiは確かに高性能で素晴らしい。けど我々はHarley Davidsonのバイク自体を売っているのではない。そのライフスタイルを売って成功している。そしてそういった戦略というのはテクノロジーでは生み出せない。だから我々が必要なのだ”と。

要するにこれからの広告代理店というのはメディアを確保して売るのが付加価値なのではなく、広告戦略とクリエイティブが付加価値になっていくのかと。ということは、ほとんどがコンサルタントみたいな位置づけになって、規模は縮小して少数精鋭の会社が乱立するような業界になっていくのだろうか。ならば真っ先にクビ切られるのは、営業とかメディアバイイングの人たちなのかな。どちらにしろお客の立場にすれば媒体手数料という無駄なお金を払わなくてすむようになるから、アメリカ全体の生産性が上がるから結局は良い方向に向かっているような気がする。

2007/7/17 火曜日

また再開

Filed under: 未分類 — suguru @ 20:54:30

いろいろ思うことがあってブログを再開させようと思った。
プロレスラーばりに引退→復帰→引退を繰り返してるような気がするが、
今回は、「気合いを入れない」静かな復活なので続くような気がする。

とにかく、これからの方針は、

1.  オープンに

2.  素直に

3.  自然体で(あせらず力まずに)

行くということです。

次のページ »

HTML convert time: 1.384 sec. Powered by WordPress ME